
コラム
防犯カメラに関する法律と多様な機能
防犯対策で防犯カメラの設置工事を検討している方もいるかもしれません。しかし、やみくもに設置すると、法律に違反するおそれがありますので注意が必要です。
こちらでは、防犯カメラに関する法律と防犯カメラの機能について解説します。
防犯カメラ導入時の法律とは

防犯を目的としていても、場合によっては法令違反を問われる場合があります。
・個人情報保護法
防犯カメラを設置する際に、必ず気をつけなければいけないのが個人情報保護法です。防犯カメラに記録された映像で特定の個人を識別できるものは、個人情報に該当します。個人情報を収集する際は情報の利用目的を明確にする必要があり、目的以外での使用は禁止されています。
なお、店舗や施設における防犯カメラの設置では、目的が明らかであるため利用目的の通知・公表は不要です。ただし、余計なトラブルを防ぐためにも、防犯カメラを設置している旨を掲示板などで明示しましょう。
・プライバシー権や肖像権
隣人や通行人などが映るとプライバシーの侵害、あるいは肖像権の侵害を問われる場合もありますので、撮影範囲に注意が必要です。
・道路交通法
道路交通法には、公道に防犯カメラを設置する場合の規定が設けられており、設置場所によって位置や高さ、角度などの制限があります。この制限を超えると違法だと判断されかねません。
・電波法
ワイヤレス防犯カメラの場合、無線通信に関する法律に則って運用する必要があります。製品を選ぶ際は必ず、工事設計認証番号を取得している製品を選んでください。
工事設計認証番号とは、総務省より基本認証を受けた製品に発行される番号で、技適マークとも呼ばれます。この技適マークが付いていない製品は、電波法違反の対象になる可能性がありますので、購入前には必ず確認しましょう。
防犯カメラの機能
防犯カメラには、製品によって搭載されている機能が異なります。利用用途、目的、設置場所に合った防犯カメラを選ぶことが重要です。
カメラ機能
近年の防犯カメラには、様々な機能が搭載されています。代表的な機能は次の6つです。
・暗視カメラ
暗視補正機能が搭載されており、街灯や常夜灯といった少ない光源でもカラー撮影が可能です。
・赤外線カメラ
赤外線を照射して全く光源のない暗所でも白黒撮影を行えます。一般的な屋外用であれば20~30mほど、長距離向けの場合は150mほど撮影可能です。
・ノイズリダクション
光源が少ない場所では感度を高めて撮影するため、画像にノイズが生じやすくなります。ノイズリダクションは、このノイズを低減し、クリアな映像で撮影する機能です。
・オートゲインコントロール
カメラが自動的に映像信号の明るさを制御する機能です。ゲインレベルを高く設定するほど明るい映像を撮影できます。
・ワイドダイナミックレンジ
明部と暗部を分けてから合成する機能です。逆光など、強い光源と弱い光源が同時に存在すると、弱い光源部分が暗く映ることがあります。ワイドダイナミックレンジが搭載されていると、光源の強弱を調整して鮮明に撮影することが可能です。
・逆光補正
指定した場所の明るさを基準にして、映像全体の明るさを調整する機能です。しかし、最も暗い部分を基準に補正がかかってしまうと、もともと明るい部分が白飛びしてしまうことがありますので、注意が必要です。
映像機能
主な映像機能としては、動体検知が挙げられます。動体検知機能は、何かが動いたことを防犯カメラが感知して、録画が開始される機能です。併せて通知機能も搭載されている場合は、即座に録画を開始したことをスマートフォンなどへ通知します。
音声機能
音声入りの映像が欲しい場合は、マイク機能とスピーカー機能が搭載されているものを選びましょう。ただし、音声機能搭載の防犯カメラを使用する場合は、法令・条例の遵守を徹底する必要があります。特に公共・商業施設で使用する場合は注意が必要です。
遠隔操作
PTZ(パンチルトズーム)機能を搭載していると、レンズの向きやズームなどの調整をスマートフォンやPCから行えます。また、スマートフォンなどから撮影中の映像を閲覧することも可能です。しかし、撮影範囲を調整できる一方で死角ができやすいため、固定カメラも同時に設置するなど対策を講じる必要があります。
防犯カメラのタイプ
防犯カメラは、形状によって撮影範囲などが異なりますので、設置場所を考慮したうえで選びましょう。
・BOX型
BOX型は四角い箱にレンズが付いているタイプで、屋外・屋内両方で使用されています。大きくて存在感がありますので犯罪を抑止する効果が期待できますが、一方向しか撮影できませんので、複数台設置するのが賢明です。
・バレット型
筒状の本体にレンズやセンサーを搭載しているタイプで、BOX型と比べて小型で安価な傾向にあります。BOX型と同様に防水性能や防塵性能が高いため、屋外での使用に最適です。
・ドーム型
半球状の本体にカメラを搭載しており、BOX型やバレット型と比べると、目立ちにくい見た目をしています。そのため、マンションや店舗、オフィスなどでも利用されているタイプです。また、カメラの死角が少ないため、犯罪抑止効果を高められます。
防犯カメラの機能や形状を知り、法律を遵守して設置しましょう
防犯カメラの導入は犯罪抑止に効果的です。現代の防犯カメラは高度化しており、暗視、赤外線照射、ノイズリダクションといった先進の技術が取り入れられています。さらに、動体検知による自動録画や、遠隔操作なども可能です。ただし、その設置や使用には様々な法的制約が伴います。
特に、個人情報保護法、道路交通法、電波法などに抵触しないように注意が必要です。このような法律を遵守したうえで防犯カメラを導入するためには、専門業者へ依頼することをおすすめします。

おおさか防犯工事店では、法律を熟知した行政書士と共同し、ご高齢者様専門の防犯設備工事のサービスを提供している専門業者です。録画、動作検知、アラートなどの機能を備えた高性能な防犯カメラの他、センサーライト、防犯フィルム、防犯砂利なども含めて最適なご提案をいたします。設置後のメンテナンスなどもサポートいたしますので、一人暮らしのご高齢者様でも安心して監視カメラを導入していただけます。メンテナンスと同時にご高齢者様のみまもりサポートも可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
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